旅(人生)は恥の掻き捨て

人生なんて所詮一瞬の旅。どれだけ恥を掻こうが足るに足らないものだ。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

生きることの吐き気 2

布団の中で横になる、これ以上の至福はあるまい。 二足で立って為さねばならぬことに、それ以上の価値があると? なぜそんなにも素朴に生きていられるのか、私には理解できない。 私からしたら、全世界のほとんどの住人は、「生存教」のカルト的な信仰者だ。…

生きることの吐き気 1

究極のところ、なぜ私は生きているのか不思議である。こんなにも生きることを嫌悪しているのに。この虚しさ、無意味さ、は筆舌に尽くしがたい。人間という存在をなんと醜いものかと思い、その人間に投げかける憎悪は、そっくりそのまま自分に返ってくる。 ポ…

「沈黙は金なり」

「沈黙は金なり」 この箴言にすべてがある。無論、この言葉の本来の功利的な意味ではなく、在り方の問題としてである。 もし自我、もしくはエゴを完全になくそうと努めれば、それ即ち完全なる沈黙である。 言葉、もっと言えば「表現」というのは、自分が前提…